最近はフィッシュマン『上宮則幸』氏の影響で、『ジリオンTW HD』が気に入って仕舞い…練習も此ればかりです。
(海釣りに於いて…、スプール直径36㎜Φの良さを全力で再認識中!)
36㎜スプール・クラス、選り飛ばす為には?
所で…皆さんはジリオンを使っていて、もう少し飛距離が欲しいと思った時…如何してますか?
大半のアングラーさんは、ダイワSLPWの「HLCスプール」を使うと思います。
軽量高剛性G1ジュラルミン採用の、高性能ワイド・シャロースプール。
ぶっ飛びのワイド・シャロースプール!
(PE1.5号200m)ぶっ飛びのワイド・シャロースプール!
最強のアンタレスDC『エクスセンスDC(改)』
勿論そう云った選択もアリ!なのですが…、
私には別の「頼りに為るリール」が有るので…、其方を使っています。
其のリールとは、37㎜Φスプールの『エクスセンスDC XG(左)』(改)。
(エクスセンスDCと、MGLスプールの組み合わせは最強です!)
(ノーマルの「アンタレスDC3兄弟」だったら、どの機種も「エクスセンスDC(改)」には勝てません!)
張りの有る!コーティング4本編みが、ベイトリールに最適です。
(そして…此奴には、更為る奥の手「XPモード」と云う最終兵器が存在しているのです)
エクスセンスDC(改)とは?
最初に、(個人的に勝手に名付けた)エクスセンスDC(改)について説明すると…。
エクスセンスDC(改)とは、「MGLスプール」を使う為に、(一部を)アンタレスDC用のパーツに交換した…、「エクスセンスDC」の事。
遣ろうと思った切っ掛けは…、(私には)ノーマルの「37㎜Φ幅19㎜スプール」が如何しても合わなかったので――。
幸い…?同ボディの兄弟機種『アンタレスDC HG』には、(此れもナロー・スプールですが)「37㎜Φ幅22㎜「MGLスプール」が有ります…。
一寸話が逸れますが…
(慣性モーメントの大きい、幅の狭い「ナロー・スプール」は制御が困難)
(他にも数多くのデメリットが有ります)
エクスセンスDCのスプールは、唯でさえ『ナロー・ディープ・スプール』なのに…、22㎜を19㎜にする為に設けたスペーサー部が、スプールの(中心に近い場所では無く)外側にウエイトを乗せて仕舞っている。
因みに両機種のスプール重量は…
アンタレスCD MGLスプール 重量 18.2g
エクスセンスDC S3Dスプール 重量 18.8g
19㎜のナロー・スプールと為り、糸巻き量は減ったにも拘らず、スペーサー替わりに増設した上部の金属面が影響し重量が増えているのです。
話を戻します
共通ボディなので、単純にレベルワインダーの「ウォーム・シャフト」だけを交換したら、「MGLスプール」が使えるのでは?と閃き
其の前に試しで…、「エクスセンス・チューン・ブレーキユニット」を『アンタレスDC』に取り付けてみたら…、此れが正かの大正解!
アンタレスDC特有のピーキーさが消え、PEラインのトラブル激減、凄くマイルドな使用感に変化。
(以前からPE1.5号で使用していたので、其の変化の大きさに驚き…です!)
「ブレーキユニットだけで、此れ程変わって仕舞うのか!」本当に衝撃的でした…。
(アンタレス3兄弟でPEラインを使用する際は、「エクスセンス・チューン・ブレーキユニット」を使う事を御勧めしま~す!)
淡水なら此の侭「アンタレスDC」+「エクスチューン・ブレーキユニット」で良いのですが、
海水ですし「巻取りスピード」を考慮すると…、私には「エクスセンスDC(改)」の方がピッタリ!です。
(勿論…エクスセンスDC(改)は、淡水の釣りにも使えるので超御勧めです!)
ウォームシャフト交換
使ってみたら…、矢張り此れも想像通りの高性能!
驚きの性能UP!
飛距離・安定性が増して、当然…バックラッシュもし辛い。
(Pモードのブレーキは、最弱での使用が可能!)
本当に、エクスセンスDCと「MGLスプール」は相性抜群!でした。
幅19㎜ナロー・スプールでPEラインを安定して?使う為に作られた、
ノーマルのエクスセンスDCじゃあ!フルスイング何てとても出来ませんでした…、
でもエクスセンスDC(改)なら簡単、加えて…アゲンストにもフルスイングで投げられる。
全くのノーマル・パーツの流用で、此れ程のチューンが完成します。(何か爽快!)
スプールだけが…
(御蔭で、誰も…其の素晴らしさに気付け無かったのです!)
だけど…其れが返って良かった? 何故なら、「幅19㎜のナロー・スプール」を使える様にする為には、「優れたブレーキシステム」の開発が絶対条件だったでしょうから…。
19㎜ナロー・スプールの足枷(呪縛)から解き放たれた「エクスセンスチューン・ブレーキユニット」は、本来持つ優れた能力を発揮!したのです。
証明するのはとても簡単。
エクスセンスDCは勿論其の侭、アンタレスDCとアンタレスDC MDにエクスセンスチューン・ブレーキユニットを取り付けて、(同じボディ、同じブレーキユニットで)其の性能(パフォーマンス)の違いを比べてみてください。
先ず最初に、アンタレス2台の劇的な性能変化に驚かれる事でしょう!
そして…同時に、どれが性能的に劣るのか?が一目瞭然。
詰まりは其の(機種の)スプールの性能が低い…、と云う事も理解して貰えると思います。
性能ランキング
余談ですが…、私が(勝手に)考える「アンタレスDC3兄弟」の性能ランキングは、
スプール性能
1.アンタレスDC(37㎜Φ MGLスプール) 2.アンタレスDC MD(38㎜Φ S3Dスプール) 3.エクスセンスDC(37㎜Φ幅19㎜ S3Dスプール)
ブレーキシステム性能
1.エクスセンスDC(エクスセンスチューンブレーキ) 2.アンタレスDC(4×8DCブレーキ) 3.アンタレスDC MD(XBブレーキ)
に為ります。
※詰まり…、エクスセンスDC(改)は、(ノーマルの)アンタレスDC3兄弟の更に其の上を行く、良いとこ取りの「アンタレスDC」なのです。
Pモードの最弱で安定してプラグがキャスト出来る様に為ったなら…、次は「XPモード」に挑戦してみて下さい!
エクスセンスDCファンの皆さんには嫌われたかも…ですが、唯一点スプールだけが適さ無いだけなのです!本当に勿体無い事だと思います。
作業内容
(エクスセンスDCを、性能アップさせるカスタム)
遣る事はたった一つ、エクスセンスDCの「ウォーム・シャフト」を、アンタレスDC用の物と交換し、「MGLスプール」を装着するだけ!
ウォーム・シャフトの交換何て、メーカー以外のベイトリールのメンテナンス業者に頼めば、簡単に換えて貰えます。
今回のメイン
此処迄の前置きが非常に長く為り、大変恐縮なのですが…
今回の話のメイン(一番言いたかった事)は…、エクスセンスDC(改)の「慣らし」作業についてでした。
ホント(事前説明が)長くて済みませ~ん!
なので、簡潔に解説します…
初回
リトリーブがスムーズで軽く為り、スプールの回転ノイズが減少。 (此処迄はジリオンTW HDと同じ!)
2回目
スプールのノイズが選り静粛化し、リトリーブがもう一段階軽くスムーズに為ったなと思っていたら…、 あれっ!キャスト後のスプールに残っている糸の量が…、今迄より少ない? 其れに、着水時のブレーキの利きがやや弱い感じ…。
其処から…確認の為、何回もキャストを繰り返して、愈々其れは確信へ――。
来ました~!「慣らし」終了の合図。
明らかに今迄とは違う変化。
不思議なのは、飛距離が違うのに、スプールの回っている時間は粗一緒。
自分為りの遣り方でしたが…、漸く実証出来て嬉しいです。
慣らしで特に気を付けなければならない点は、遠投だけを考えた投げ方では無く、「スプールの回転を上げて遣る投げ方」を心掛けると云う事でしょうか?
(要は…パワーでゆったり投げるのでは無く、メリハリの効いた(大きな)動きで、初期段階でロッドを曲げて振り切る、そんなスピード感の有るスイングをする事です)
遂に仕上がったエクスセンスDC(改)、でも疑問は…残ります。
たった2回で慣らしが終わったのは、以前から結構投げ込んでいたから? 何故「ジリオンTW HD」は、4回目実施しても変化が起こら無いのか? 其れがスプールの違いからなのか?ブレーキ・システムの違いからなのか?
は謎です。
※遣り過ぎると壊して仕舞うので、注意し乍らジリオンTW HDは続けます。
今現在は、「38mmMGLスプール」「カルカッタコンクエストDC 200HG」の、慣らしを行っています。
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