やっと暖かく為って来た今日此の頃、漸くですが…心行く迄 BRIST VENDAVAL 10.1M を投げ倒す事が出来ました。
嫌あ~今年の冬は本当に寒かった!御蔭で…スポーツ・キャスティングの実投トレーニングも併せて粗出来ず仕舞い。
其の主たる理由(言い訳)は…、唯でさえ身体が動かない此の時期に、(全身を使った新しい動きのスイングを)寒風に身を晒し乍ら長時間行うと云う行為は、体調や探求している身体の可動部分にも支障をきたす恐れが有るので…。
専らトレーニングは室内だけで、道具を使ったりストレッチしたりのイメージ・トレーニングがメイン。
地味で単調で、基本的な作業の繰り返しです。
(でもね…矢張り実際に投げ込まないと、(思考の)妄想・暴走・勘違いに陥って仕舞い易いので、駄目なのですけど…)
ブリスト ベンダバール 10.1M
扨て!本題のブリスト ベンダバール 10.1Mについてのインプレです。
正直最初は延長されてトップがシングルフット為った分、ベンダバール8.9Mに比べ弱さ・頼りなさ・怠さが出ていたら嫌だな等と考えていました。
然し…実際に使ってみるとそんな不安は直ぐに吹き飛び、確りとしていて、ノントラブルで、安定した遠投性能に感心・納得しました。流石はフィッシュマン・ロッド
長尺化された分…ベンダバールの遠投性能が向上、サーフや足場の高い場所での使い勝手も良し!
(ライトショアジギングでは、スピニングに負けない遠投性能を発揮!操作感も抜群です)
ベンダバール8.9Mとの違いは?
結論から先に言うと…、ベンダバール8.9Mしか使った事の無い私は、ベンダバール10.1Mの完成度の高さと(素晴らしい)性能(品質)に驚かされました。
――以下は私が感じた率直な感想――
慣らしが終り何年か使い込んだ8.9Mは、撓るけれど収束が早くてノンバックラッシュ、とてもパワフルで使い易いロッド。
一方使い始めたばかりの10.1Mは、長いがシャキッとしていてバット部も強い、ティップがシングルフットに為り繊細な操作も出来る感じ。
10.1Mを使い熟せるアングラーなら、軽量プラグ~ビッグベイト迄を用いて、大規模河川・サーフ・磯での快適な釣りが可能でしょう。
他社の10フィート越えロッドと比べ柔らか過ぎないので、ロング・レングスの利点が最大限活かせる。
無駄に大きく撓らないので、バックスイングでのロッド・コントロールがし易い。
力に任せたスイングをすれば…流石にティップもブレますが、適切なスイングでバットの下部にパワーを上手く乗せられれば、ビシッと決まった爽快なロング・キャストを堪能出来ます。
(まあ!其の結果…、愛用のエクスセンスDC(22mm)MGLスプールの(黒)塗装が、サミングで削れましたが…)
(メーカー純正スプールの塗装が削れたのは初めての経験、恐らくはベンダバール10.1Mに依って更に回転数が上がったからでしょう)
ベンダバール10.1Mの良さを知り、使い熟す為に…
余裕が有るならば…、最初にベンダバール8.9Mを購入して練習を重ね、或る程度使い方が分かってからベンダバール10.1Mを購入するのを御勧めします。
然うすればベンダバール10.1Mとの違いが良く分かり、選り上手く扱える様に為ると思います。
最初からベンダバール10.1Mを振り熟すと云うのも難しいでしょうし、唯のロング・ロッドとして使えば楽に飛ばせる他社ロッドに目移りして仕舞い、結局最後迄本当の魅力には気付けず…手放す事態に――。
そんな残念な事に為らぬ様、先ずはベイト・キャスト練習(修行?)に最適なモデルで有るベンダバール8.9Mをとことん使って、もっと深く(ベイトタックルの)楽しさ(苦しさ)を知ってから使って貰いたいです。
ベンダバール10.1Mは、ベンダバール8.9Mを単に…約1フィート延長しただけの「巷に良くある量産モデル」では有りません。
使えば分かりますが…、此のロッドは明確なコンセプトを持って、相当なテストを重ね煮詰められた物です。
長年に亘り色んなロッドを振っていると、或る程度は分かる様に為って来るものなのです…。
ですから…ブランクスの性質は双方似ているものの、性能(中身)は明確に違っています。
(とは言え…ソルトでは遠投も必須なので、オールラウンダー性の高いベンダバール10.1Mの出番が多く為るとは思いますが…)
其の為…両者の使用用途が被る要素も少なく、買って損は無いのでは?と思います。
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